和海悠の『Passing through a Tunnel』〜方向性模索中〜

和海悠(かずみゆう)の好きな音楽、創作、IT、最近の興味と自分の気づいたことをダダ漏れに発信中。

Web作詞:一点の黒、その他は白(創りかけ/夏は白)

忘れられない、でも、忘れたくない。

  1. 創りかけ
  2. 夏は白

 1.創りかけ

赤く腫れた瞼に
眠気覚ましのコーヒー
ブラックにして

少し温い布団と
涙が染みた枕を
取り替えてみる

目の前の リセットを
繰り返し 押していた

留まることの無い
時間がまた早まる
未来が解っても
手遅れになっていた
腕の中から 鳥が逃げた


黒く残る隈には
徹夜をしたと 言い訳
嘘も方便

一緒だと 言った君
結局は 消えていた

「いつまで」と訊いたら
否定をしていたけど
未来を創るとき
君の手の中はもう
完成された モノがあった


忘れることはない
過去などありえないが
未来の創りかけ
大切にしたいよ
いつか君にも 見せてあげる

2.夏は白

砂埃が 舞い踊り
強い陽射し 燃え盛る
グラウンドを 這っている 
拳ほどの 白い球

その向こうに 何が見える

僻んでいるだけと 解っていても
自分と比べては 爪を噛む
春の色をいつか 見たいといって
泣き叫ぶ自分を 思い出す

もう戻らない
もう戻れない
もう何もない


動の中に 静があり
汗の中に 涙ある
どうしてまた 此処に来て
惨めな過去 苛めてる

その向こうに 何も見えず

今更掻き毟る 身体と心
浮かび上がってくる 白い粉
宥めて慰めて 鎮めた声は
威勢が善いだけの プレイボール

もう変わらない
もう変われない
入れ換われない


夏の中に春を 見ていた自分
遅れを取り戻す 術はない
白の中に青を 見ていた自分
眼を入れ替える 術もない

もう戻らない
もう戻れない
もう何もない

もう変わらない
もう変われない
でも諦められ…ない